雨漏りは、単に建物を傷めるだけではありません。
実は、そのままにしておくことで、住んでいる人の健康にも深刻な影響を与えることがあります。
この記事では、雨漏りによって起こりやすい健康被害と、その背景にある原因について解説します。
雨漏りが起こると、建物内部に湿気がこもりやすくなり、カビが発生しやすい環境になります。
このカビの胞子を吸い込むことが、さまざまな健康トラブルの原因になります。
1. アレルギー症状の悪化
カビやダニはアレルゲンの一種です。
雨漏りによって室内に湿気がこもると、それらが繁殖しやすくなり、以下のような症状を引き起こすことがあります。
• 鼻炎、くしゃみ、鼻づまり
• 皮膚のかゆみや湿疹
• 目のかゆみ・充血
特に、ハウスダストアレルギーを持っている方や子ども・高齢者は要注意です。
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2. 気管支喘息・呼吸器への影響
カビの胞子が空気中に浮遊すると、気道に入り込み、炎症や喘息を引き起こす可能性があります。
• 喘息持ちの方は症状が悪化することも
• 咳や喉の痛みが慢性化
• 小児のぜんそくや気管支炎の原因になるケースも
見えないだけに、知らないうちに健康に負担をかけていることがあるのです。
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3. シックハウス症候群との関係
カビの繁殖や建材の劣化によって発生する有害物質が、シックハウス症候群の一因となることもあります。
• 頭痛や倦怠感
• 集中力の低下
• 不眠や不安感
特に換気が不十分な住宅では、これらの症状が出やすくなります。
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健康を守るためにも、早期発見と対策が重要
雨漏りは、最初は小さなシミやにおいといった“気にならない異変”から始まることが多いです。
しかし、それを見逃すことで、住まいも身体もゆっくりとダメージを受けていきます。
• いつもより咳が出る
• 特定の部屋に入るとくしゃみが出る
• 最近、子どもの肌トラブルが増えた気がする
このような体調変化に心当たりがあれば、建物の状態も一度確認することをおすすめします。
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非破壊調査で原因を的確に把握
私たち株式会社サーモグラフィ検査では、赤外線サーモグラフィを使った非破壊調査により、建物を壊すことなく雨漏りの箇所と広がりを確認できます。
これにより、
• 室内のどこに湿気が溜まっているか
• どの程度被害が進行しているか
• 実際に補修が必要な場所はどこか
を、正確に把握できます。
健康を守るためには、建物の湿気・カビを“見える化”することが第一歩です。
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まとめ:雨漏りは“住まいと身体”に静かに忍び寄るリスク
• アレルギーや喘息の悪化
• カビやダニによる健康被害
• シックハウス症候群の可能性
これらのリスクを避けるには、雨漏りの早期発見と、原因に対する的確な対処が不可欠です。
体調不良の原因が住まいにあるかもしれない——
そう感じたら、ぜひ一度、専門調査をご検討ください。
株式会社サーモグラフィ検査が、非破壊・高精度の調査で、見えないリスクを可視化し、安心をお届けします。
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