昭和の家はなぜ雨漏りしやすかった?

昭和の家はなぜ雨漏りしやすかった?

「実家はよく雨漏りしてた」 「昔の家はバケツを置いてた記憶がある」

そんな思い出がある人も多いのではないでしょうか。

実は、昭和時代に建てられた住宅は、 構造や工法の違いから、 現代の住宅より雨漏りしやすい条件がそろっていました。

今回は、 昭和の家がなぜ雨漏りしやすかったのかを、 雑学的な視点も交えて解説します。

目次

① 防水技術が今ほど発達していなかった

昭和の住宅では、

  • 防水シート
  • 透湿防水材
  • 高性能シーリング材

といった材料が、 今ほど普及していませんでした。

屋根材や外壁材そのものが、 「雨を防ぐ役割」を担っていたため、

  • 少し割れる
  • ズレる
  • 劣化する

だけで、 すぐに雨水が入りやすい構造だったのです。

② 屋根や外壁の「納まり」が単純だった

昭和の家は、

  • トタン屋根
  • 瓦屋根
  • モルタル外壁

といった、 シンプルな構造が多く見られました。

しかし、

  • 屋根と壁の取り合い
  • 窓まわり
  • ベランダとの境目

などの防水処理が、 現在ほど細かく設計されていなかったため、 雨水の侵入口ができやすい状態でした。

③ 木造住宅が多く、動きやすかった

昭和の住宅は、 ほとんどが木造住宅です。

木は、

  • 湿気で膨張する
  • 乾燥で縮む

という性質があります。

そのため、長年の間に、

  • 壁にすき間ができる
  • 屋根材がズレる
  • 外壁にひびが入る

といった現象が起こりやすく、 結果として雨漏りにつながっていました。

④ メンテナンスという考え方が浸透していなかった

昭和の時代は、

「家は一度建てたら長く持つもの」

という考え方が一般的でした。

今のように、

  • 10年ごとの防水点検
  • 定期的な外壁塗装

といった、 予防的なメンテナンス文化は ほとんどありませんでした。

そのため、

  • 屋根のズレ
  • 外壁のひび割れ
  • コーキングの劣化

が放置され、 雨漏りに発展しやすかったのです。

⑤ 台風や豪雨への設計基準が今より甘かった

昭和初期〜中期の住宅は、 現在ほど厳しい耐風・防水基準で 設計されていませんでした。

近年のような、

  • ゲリラ豪雨
  • 大型台風
  • 線状降水帯

を想定した構造ではなかったため、 強い雨や風にさらされると、 雨水が侵入しやすかったのです。

⑥ 窓やサッシの性能が低かった

昭和の住宅では、

  • アルミサッシ初期型
  • 木製建具

が使われていることも多く、

  • 気密性が低い
  • 防水構造が単純

という弱点がありました。

特に、

横殴りの雨

には弱く、 窓まわりから雨漏りする家も 少なくありませんでした。

昭和の家=必ず雨漏りするわけではない

もちろん、 昭和の家すべてが 雨漏りしていたわけではありません。

きちんと

  • 屋根の修理
  • 外壁の補修
  • 防水工事

を行ってきた住宅は、 今でも問題なく住めているケースもあります。

ただし、 当時の構造のまま手を入れていない住宅は、 どうしてもリスクが高くなります。

現代の住宅が雨漏りしにくくなった理由

現在の住宅では、

  • 防水シートの多層構造
  • 高性能シーリング材
  • 通気工法
  • 厳しい施工基準

などが採用され、 雨水が入りにくい仕組みになっています。

つまり、 昭和の家は「技術的に不利な条件」だった とも言えるのです。

まとめ|昭和の家は構造的に雨漏りしやすかった

昭和の家が雨漏りしやすかった理由は、

  • 防水技術が未発達だった
  • 構造がシンプルで隙間ができやすかった
  • 木造が多く動きやすかった
  • 定期メンテナンスの文化がなかった
  • 豪雨や台風への想定が甘かった

といった要因が重なっていたためです。

「昔の家だから仕方ない」 ではなく、

今の技術で補うことで、雨漏りリスクは下げられる

という点も、知っておきたいポイントです。

昭和築の建物で気になる症状があれば、 一度状態を確認しておくと安心ですね。

雨漏りが発生してからは一刻も早い解決が必要です。
ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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雨漏り調査員

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